超珍味「どじょうずし」あらわる

先日、滋賀県栗東市に伝わる「どじょうずし」 というなれずしを味わう機会があった。 話は昨夏までさかのぼる この日、私は滋賀県草津市の琵琶湖博物館に来ていた。夏の間開催されている『大どじょう展』を鑑賞するためだ。 日本在来のドジョウは、今わかっ…

シーラカンスを描いた

夜中でも部屋の中が暖かいのと眠れないのとで、なんの脈絡もなく描き始めたシーラカンスの絵がひとまず「完成かな?」と思えるところまで来た。気が向いたら背景を描き足すかも。 春眠不覚暁の派生型で、最近変な時間に寝てしまうことが多い。夜中に絵を描き…

代用チョコレートで春を祝う

たとえ義理であれ、くれたのが母親であれ、チョコレートをもらうとうれしい。甘いものは大好きだから、チョコレート以外のものでも頂ければもちろん大喜びだけれど、やはりチョコレートはなんだか特別なお菓子であるような気がする。人々が互いにチョコレー…

マガモ狩りの顛末

狩猟をするようになって初めて、マガモを獲ることができた。先月のことだ。 川に浮かんでいたところを空気銃でポンと撃って、絶命したところを回収した...流れとしてはそれだけだと言いたいのだが、今回は少し骨が折れた。 弾が当たっても絶命しなかったのだ…

鹿の足、猪の足、人の足

鹿の足 猪の足 人の足 人の足は柔らかくて寒さにも弱いから、獣の足の足元にも及ばない(足だけに) twitter.com

新春初笑いと杏仁豆腐

正月を、NHKの「落語 THE MOVIE」の再放送を一気見して過ごしたところ、まんまと落語見たさにいてもたってもいられなくなってしまった。 そんなわけで、初笑いがてらに大阪は天満天神の繁昌亭にいってきた。 平日昼間でしかも雨が降っているにも関わらず、受…

いつか「美味しんぼ」で読んだベーコン鍋を作った

鹿の肉でベーコンを作ったはいいけれど、焼いたりパスタに入れて食べるばかりでは飽きてくる。なにか目新しい食べ方はないかしらと考えていて思い出したのが、大昔に漫画の「美味しんぼ」で読んだベーコン鍋だ。 手元に本がないので検索してみたら、ああやっ…

2017年最後の鹿料理は鹿肉プロフでした

3日前のこと。 大掃除をしていたら、夏に神戸のエスニック食材店で買ったバスマティライスが出てきた。インドカレーを自宅で作ろうと思ってスパイスを買いにいったのだが、たまたま入った店がその月末で閉店するということでセール価格になっていたので、調…

近況

▲嬉しい事なのでとりあえず報告するが、初めて自力でイノシシがとれました。 猟期が始まって獣のことを考えたり、ツイッターで流れてくるストロングゼロの大喜利を読んでニヤニヤしているうちに、今年もわずか2週間を残すばかり。しかもこの一月ほど更新らし…

網猟免許試験に関するメモ

銃猟や罠猟の狩猟免許試験に比べて、網猟免許は実技試験の内容について紹介している情報が少ないと感じたので、メモしておく。1万円以上払って事前講習会を受けるのはもったいないという人の参考もなればいいと思う。 ただし私が受験したのは京都府の試験な…

日本に来るのが遅過ぎた貝、ジャンボタニシ

寒さが増してくる頃、私は震えながらバイクで琵琶湖湖畔のある場所に向かっていた。身を切るような寒い向かい風の中、わざわざ琵琶湖まで出かけるのは、ジャンボタニシことスクミリンゴガイという巻貝を捕獲するためだ。 ジャンボタニシは、もともとは食用と…

11月6日のキノコの記録

クリタケ 栗にそっくりな見た目でかわいい。 シロヒメホウキタケ 前に大阪で同種を見たときは、もっと透き通るような白色をしていた。これは少し古くなったやつのようだ。 シイタケ だと思うのだけれど...。もう少し大きくなったら、はっきりわかると思う。 …

鹿料理4種

猟期開始前なのに鹿肉(しかもエゾシカ!)をたくさんもらってしまったので、最近は鹿料理ばかり食べていた。 ジビエって言うとなんだかキワモノめいた響きだけれど、使ってみるとたいていどうやって調理しても美味しくて、そこらで売ってる普通の肉と比べて…

我が家に製麺機がやってきた

家庭用の製麺機を買った。 買ったのは小野式製麺機といって、私が生まれるずっと前に作られたものだ。古いものだから、電動モーターなどついているわけもなく、手動のハンドルを回して生地を伸ばしたり裁断したりするためのローラーを回転させる。 わざわざ…

京都大学総合博物館特別展「標本から見る京都大学動物学のはじまり」

閉会した展示会のことを書くのはなんだか申し訳ない気もするけれど、京都大学総合博物館で10月8日までやっていた「標本から見る京都大学動物学のはじまり」という展示を、少し前に観覧してきた。 メインの展示会場には、大小様々な動物たちの標本が集めら…

毒キノコから紙を作ろうとした話

▲テングタケ(有毒) 秋といえばキノコ狩りのシーズンだ。しかし、悲しいかな、「どこそこでキノコ狩りをした人が、誤って毒キノコを食べて病院送りになった」というニュースがインターネットを賑わすのも、だいたいこの季節である。 それもそのはず、人間が…

真っ赤なタマゴタケを採って食べる

以前に紹介したベニテングタケは、見た目の素晴らしさとは裏腹に毒があり、しかも毒抜きしてまで食べたいという味ではなかった。天は二物を与えないのだろうか?いや、この世には、「きれい」と「うまい」を兼ね備える素晴らしいキノコもあるんである。その…

奈良公園で鹿とルリセンチコガネに会ってきた

暑くもなく寒くもない、思わず死ぬまでこんな日が続けばいいのにと思ってしまうような素晴らしい気候だったので、京都から奈良までサイクリングすることにした。ちょうど、猟期が始まる前に目一杯鹿を見ておこうとか、ルリセンチコガネを観察しようとかで、…

インセクトフェアで買った虫とか

大手町のサンケイビルで催されたインセクトフェアに行ってきた。 インセクトフェアは日本最大の規模の昆虫標本即売会なので、混雑するだろうなとは思っていたのだが、2つのフロアを埋め尽くす虫と人の数は予想をはるかに上回っていた。日本中の虫好きたちが…

薪割り三昧

この記事は、先日薪割りをした際に感じたことや、自分が薪割りの良い点だと思ったことをだらだらと書き連ねたものである。つまり、やったことは「薪を割る」ことのみである。だから、薪なんか毎日割っているから今更話題にしたくもないという人には申し訳な…

『好きだった人』の歌詞

古い歌の話で申し訳ない。 1970年代初頭にリリースされた、かぐや姫というバンドの『好きだった人』という歌がある。 歌詞の中身は、失恋した相手の思い出をつらつらと連ねていくだけなのだが、その中に 好きだった人 アベレージが102だった というフレーズ…

生姜シロップを作る

生姜シロップを作ってみた。 作り方は至って簡単で、生姜を薄切りにして同じ重さの砂糖と混ぜ、浸るくらいの水を入れて30分ほど煮込む。これだけだ。お好みで唐辛子やクローブといったスバイスを少量加えてもいい。 炭酸で割ればジンジャーエールに、紅茶に…

シナカブリモドキ

シナカブリモドキの標本を買った。 以前うみねこ博物堂で購入したプリンキパリスカブリモドキとは、同じ中国産カブリモドキでもイボのパターンや色が違うのだ。 中国のカブリモドキは本当に美しい見た目を持つものが多くて、蒐集欲をくすぐってくれるものが…

網猟免許受験します

網を使う狩猟の免許をとることにした。 私はすでにわな猟の免許と銃猟の免許を所持しているので、順当に合格すれば狩猟免許を全種コンプリートすることになるわけだ。 網猟免許の取得に踏み切ったのは、私が今住んでいる京都に、甲種猟友会という日本で唯一…

まばらな蓮群生地とジャンボタニシ

琵琶湖博物館見学の後に、同じ烏丸半島内の蓮群生地に行ってみた。 花のシーズンは過ぎているから、そこには期待していなかったけれど、なんだか群生地という割には肝心の蓮がまばらなような...。 調べてみると、おそらくは湖底の環境の変化が原因で、昨年か…

怒涛のカイミジンコとドジョウ推し、琵琶湖博物館

8月も終わり、涼しくなってきたからどこか気持ちのいいところに出かけたいな、ということで、夏休み最終日のキッズたちに混じって琵琶湖博物館を見学しに行ってきた。 常設展に加えて、「小さな淡水生物の素敵な旅」展と、日本に生息する全てのドジョウを集…

カレー屋探訪録(大宮 ムジャラ)

素晴らしいカレー屋に出会ったので、書きとめておく。 書き始めて、そういえば前にもカレー屋についての記事を書いたことがあったなと思って調べたら、ちょうど1年前に大阪本町のiloiloというカレー屋について書いていた。 iloiloは、カレーが好きで好きで…

はてなスターを消しました

以前から、なんだか記事の末尾がごちゃごちゃしててやだなあと思っていたのだけれど、ひょんなことからはてなスターを非表示にできると知ったので、思い切って消してしまうことにした。 参考にした記事はこちら。 sabalog.net これまでスターを落として下さ…

立って半畳寝て一畳とは言うけれど

部屋の物が多い。 一人暮らしを始めてからというもの、ほとんど恒常的にこのことで頭を悩ませている。これは、あれも好きこれも好きと移ろいやすく、気になった物をとりあえず自分の近くに繋ぎ止めておこうとする私の性格に因るところが多い。 そのせいで四…

富士総合火力演習

友人が抽選で当てた観覧チケットに便乗して、自衛隊の公開演習である富士総合火力演習を見に行ってきた。 青春18切符を使って京都から7時間、JR御殿場駅で降りて、深夜でバスがなかったので演習場まで歩くこと2時間、富士の裾野の夜は8月末とは思えないほど…