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奈良、稲渕の棚田を見る

気がつけば初夏と言って差し支えないほどに暖かくなってきました。折も折、4月末から5月の頭にかけては、世間がゴールデンウイークと呼ぶ祝日ラッシュがあるではないですか。こういう開放感に開放感をかけあわせたような状態にあるときは、勢いに任せて超のつく遠出をしたくもなるのですが、あいにくLCCの航空券ですら高騰する有様、近場で面白そうなところを探すことにしました。というわけで、日本の棚田100選にも入っているという奈良県明日香村稲渕の棚田を見に行ってきました。

 

 

 

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 集落は非常に急な山の斜面に立っているため、普通に移動するだけでも大変そうです。ただしところどころにショートカット用の手すりつき会談が整備されていて、それなりに見物客が来ることを想定しているのだなと思いました。

 

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最高の見晴らしをバックにして、花菖蒲がきれいに咲いていました。集落を一回りしても花菖蒲が咲いているところはここしか見つからなかったので、ひょっとしたら演出的意図をもって植えられたものなのかもしれません。

 

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田植えの季節の訪問だったため、田には初々しい早苗が植えられていました。苗の列に沿って足跡が残っているから、本当につい最近植えたものなのでしょう。苗の列をまっすぐにするために引いたと思しき補助線の跡も残っていて、植えた人は私より几帳面なのだろうと思いました。

 

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集落内で一番小さな田。大人なら一跨ぎできてしまうくらいの極小サイズで、「こんな小さい田んぼがあるのか!」とか「昔の人は苦労したんだなあ」とか思うべきなのでしょうが、それらを差し置いて横に立っている看板のダサさに意識が向いてしまいました。なぜこの場所に、この色、このフォントで看板を立てたのか?

 

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唐突に現れる巨岩。上ってみたいけれど起こられるといけないので何もせず通りすぎる。

 

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すべての田にきちんと水が流れるように工夫されていて、知能パズルのようだと思いました。

 

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最後に少し離れたところを通る国道上から撮った一枚。山の斜面を等高線状に切り取って田を作ったことがよくわかります。

 

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猫もいた。観光客にずいぶんモテていたが、意外に人慣れはしていませんでした。

とても美しい棚田ですが、見た限り働いている人はお年を召された方ばかりの様子。この光景がいつまで見られるかわからないなと考えつつ、集落を後にしました。