網猟免許試験に関するメモ

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銃猟や罠猟の狩猟免許試験に比べて、網猟免許は実技試験の内容について紹介している情報が少ないと感じたので、メモしておく。1万円以上払って事前講習会を受けるのはもったいないという人の参考もなればいいと思う。

ただし私が受験したのは京都府の試験なので、他府県ではやり方が異なるかもしれない。

 

【猟具の使用の可否について】

合法猟具3種、違法猟具3種が提示。それぞれ使ってよいかいけないかを回答。
かすみ網(違法猟具)が支柱からはずして折り畳まれた状態で出てくるので注意。
 

【網の架設】

片無双網の架設を実演する。本来は杭でロープや網を固定するが、床に杭を打つわけにはいけないので、土嚢を杭に見立てて架設する。
土嚢(杭)の数は全部で4つあり、全て使い切らなければならない。教科書やyoutubeには3箇所のみ固定する張り方が載っているため、それらを参考にすると土嚢が1つ余ってしまう。
また網本体は壁に立てかけた状態で置かれている。実際の猟では地面に寝かせて使用するが、試験では初期位置のまま架設を始めてかまわない。
 
以下、手順(声に出して解説しながら架設するとよい)
・「片無双網の設置を始めます」
・支柱の根元に土嚢をのせる 「足杭(あしぐい)を設置します」
・もう一方の支柱も同様に固定する 「こちらも足杭(あしぐい)を設置します」
・控縄を土嚢で床に固定 「控杭(ひかえぐい)を設置します」
・手縄の中ほどに土嚢をのせる 「又杭(またぐい)を設置します」
・網のそばの地面に名札を置く 「名札を設置します」
・手縄の端を手に持ち、しゃがんで待機 「架設終わりました」
・「片付けてください」と言われるので、逆の順番で土嚢をはずして初期位置に戻す
 

【鳥獣の判別】

鳥の絵を見て、狩っていいかいけないかを判別。狩猟対象になる鳥の場合は、その名前も答える。