いつか「美味しんぼ」で読んだベーコン鍋を作った

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鹿の肉でベーコンを作ったはいいけれど、焼いたりパスタに入れて食べるばかりでは飽きてくる。なにか目新しい食べ方はないかしらと考えていて思い出したのが、大昔に漫画の「美味しんぼ」で読んだベーコン鍋だ。

手元に本がないので検索してみたら、ああやっぱり、レシピを再現してくれている人がたくさんいた。

作り方はいたって簡単。

1. 大きめにきったジャガイモとタマネギを鶏がらスープで煮る

2. 火が通ったら、白菜と薄く切ったベーコンを入れる

3. これにも火が通ったら、塩で味付けし胡椒を振る

以上だ。

気になる味は、鍋全体を包み込む燻製の良い香りがすばらしい。

誰かは言った。「燻製(ベーコンとかソーセージとか)は洋風鰹節である」と。

塩辛くなると嫌でベーコンは控えめな量を投入したのだが、にも関わらず十分すぎるほどの旨味が出ているのには驚いた。鹿肉の脂は融点が高く固まりやすいので熱々のまま食べるのがいいのだけれど、その点でもうってつけな調理法だと思った。

美味しんぼ」に登場するものの中ではどちらかというと端役に位置するこの料理を思い出し、しかもわざわざ作る気になったのは、自分で料理し始める前に「美味しんぼ」全巻を読破したせいで、料理を考える際に脳内の美味しんぼアーカイブをさらってみる癖が付いているからだと思う。あの漫画は毎回似たような展開の話が続くにも関わらず飽きずに読めるし、いまだに印象に残っている場面も多い。なんだかんだ言われているがやはり名作なのだと思う。

 

 

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