天然ナメコ、ふたたびあらわる

猟場を歩いていて見つけるのは、動物だけではない。

獲物が残したわずかな痕跡も見逃さないぞ!という気概で回りを見ながら歩いているから、思わぬ掘り出し物を見つけることもあるのだ。

そういうわけで、去年は見つけたときにはかぴかぴに乾燥していて食べられなかったナメコだけれど

 

kaiteiclub.hatenablog.com

 

今年はばっちりの状態のものを見つけて、採集することができた!

 

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最初は一本の木にほんの数本が生えているだけだったので素通りしていたのだけれど、山道を進むにつれて木の表面を覆うようにびっしりとナメコが生えているのが散見されるようになった。知らないうちにナメコの群生地に迷い込んでいたのだ。

 

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ナイフを使って、夢中になってほじくり出す。

 

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 持ち帰って水洗いしたところ。

 

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さっと湯通しして大根おろしと醤油で和えたり

 

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 鶏肉、小松菜と一緒に炒めてそばにのせたりして食べた。

肝心のお味は...歯ごたえがよく、香りも強くて最高に美味しかった!

小ぶりのものよりも、大きく成長して傘が開いたものの方が味も香りも強かった。サイズがばらばらな天然物ならではの発見である。

このナメコをとったときは、肝心の獲物は何一つとれなかったんだけど、こんなに美味しいものが手に入るならそれだけで山に入った甲斐があるというものだ。

 

なお冒頭の記事の中でナメコは梅雨時と秋のキノコであるなどという大嘘を書いているけれど、雪が降ったあとも普通に見られるキノコです。ごめんなさい、無知だったんです...。