猫空から台北市街に戻り、宿に荷物を置いて一息ついてから、夕食を求めて台北最大の夜市である士林夜市に繰り出しました。
メインの通りはものすごい人、人、人。食べ物の屋台もちらほらと出ていますが、雑貨や服を売る店が主なようです。
りんご飴やトマト飴を売る屋台
フランクフルトのようなものを売っていました。「熱狗」でホットドッグ?
カエルをあしらったかっこいい看板もあった。
「お、金魚すくいみたいなことやってる」と近寄ってみると
海老でした。おそらく食用。
屋台を一通り冷やかしたので、次は地下の食堂街に行ってみることに。
アグレッシブな客引きがこれでもかと攻勢をかけてくる上に、どの店もメニューが豊富で目移りします。お昼に食べた茶料理がまだお腹に残っていたので、軽く麺類が食べられる店に入ることにしました。
▲牛肉麺
非常に濃い色のスープなのでぎょっとしてしまいましたが、食べてみると意外に優しい味でした。
▲ワンタンスープ
こちらも優しい味付け。
色とりどりの果物を扱うお店。各種ジュースも売っています。
ジュースを片手に地下街を脱出しようとすると、10才くらいの男の子が
「アンニョンハセヨ!」
と言いながら牛肉麺の写真が載ったメニューを見せてきました。おいおい君、僕たちは日本語で会話してるだろう。しかも片方の手で腹をさすり、もう片方の手にはデザートのジュースまで持ってるし、どう見ても牛肉麺を買ってくれる相手ではないでしょうに。
グローバル化の進んだ世界では、客引きにも高度な職業能力が要求されるようです。ちなみに、ジュースを買った瞬間から、大人の客引きは一切話しかけてこなくなりました。この子もそう遠くないうちに、日本人と韓国人、食事を済ませた人とそうでない人を一瞬で区別できるようになるでしょう。
地下街の出入り口のすぐ横にあった、胡椒餅のようなものをクレープ生地で包んだものを売る店。 買って帰って夜食にしました。
地下街を抜け、雑踏の中を進むとお寺がありました。周囲は人でごった返しているのに、お寺の建物の中はお札をありがたそうに運んでいる人が数人いるだけで、落ち着いた雰囲気でした。
提灯がきれい。日本の寺院とは違って色彩と装飾の洪水です。
寺を出て、さらに市の奥へ。
ガラクタ市のようなところに出ました。
犬がこっちを見ている!
なんとか入り口に戻ってこられました。11時近くまでいましたが、まだまだ人が減る気配もありません。いったい何時まで営業しているのか気になります。
おまけ
市場で買った見事な釈迦頭。洋梨とライチを合わせたような味の果物です。切り分けられていたものを試食すると、とろけるようにやわらかくて美味しかったのですが...
買ったものを持ち帰って割ってみるとあら不思議、まったく熟してないやん!そんなこんなで台湾1日目の夜が更けていきました。
続きます。