ヒヨドリを獲りました

やりましたよ、ついにやりましたよ!
先週、先々週と週末に出猟したけれど何も獲れず、「紅葉の写真でもアップしてお茶を濁そうかな」などと考えていたけれど、3回目の出猟にしてついに獲物を手にすることができました。
こちらがその、記念すべき獲物第1号のヒヨドリです。
 

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渋柿の木にとまってギーギー鳴いているところを撃ち落としました。
スズメより一回り大きいだけの小さな鳥だけれど、満足感で言うと肉屋で七面鳥の丸焼きを買った時よりも上ですね。
見た目も可愛いし、記念に剥製にして永久保存したい気分です。
まあ、食べるんだけどね。
                                       

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回収して一通り鑑賞してから、羽をむしったところ。

鳥の羽にはケジラミやらダニやらがついていて汚いので、家に持って帰る前に羽をとってしまう方が良いそうです。

鴨などの大型の鳥類の場合は、腸などの消化器をできるだけ早く除去しないと臭みがついてしまうのですが、ヒヨドリのような小鳥の場合はそこまで気にしなくてよいでしょう。

 
帰宅して調理します。
内臓を取り除き、頭、脚、手羽の先端部を切り落とします。
胃袋には柿やその他よくわからない木の実の種がパンパンに詰まっていました。
取り切れなかった細かい羽毛はバーナーで炙って燃やしてしまいます。
 

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もはや完全に「鳥肉」の姿に。

ヒヨドリ本来の味を楽しみたいので、塩と胡椒だけでシンプルに味付けすることにしました。

 

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適当に火を通して完成!
脇に添えてあるのはレバーと胃袋です。
 
熱いうちに骨ごと丸かじりします。
バリッと一口かじった瞬間に口に広がる特徴的な香り、これが野趣か!
肉はしまっていて噛みごたえがあり、味がとても濃いです。
市販の鶏肉が、柔らかくマイルドな味に改良された優等生だとするなら、ヒヨドリはとんがったままのヤンキーといった趣があります。
苦労して獲るだけの価値のある味だと思います。
あえて難点を挙げるならサイズの小ささでしょうか。
バリバリバリと3口くらいで食べられてしまいます。
今回は1羽のみでしたが、もっとたくさん獲れるようになりたいですね。