ハトを獲って食べる

ハトがとれました。
実は去年の12月の話なのだけれど、何となく記事にするのが億劫で、放置していました。
 

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「ハト」とひとくくりにされることが多いですが、実は細かく種類分けすることができます。例えば、公園でパンを食べていると寄ってくるやつは、高確率でドバトと呼ばれるハトです。
 

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ドバトは狩猟鳥ではないため、とって食べることはできません。日本に生息するハトの中で、狩猟鳥に指定されているのは、今回とったキジバトだけです。
 
ハトのように群れで行動しがちな鳥は、周囲を警戒して見張る目の数が多いこともあって、こちらが確実に仕留められる距離まで近づく前に逃げられてしまうことが多いです。群れの中の1羽がこちらに気づいて飛び立つと、残りのハトも「なんかあいつ逃げてるし、俺も一応逃げとくかな」くらいの感じで逃げ出してしまうのです。
 

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こいつは単独行動していた上に畑に落ちた豆なんかをついばむことに夢中になっていたので、なんと10mくらいまで近づいても一向に逃げようとしませんでした。そしてやすやすと仕留められることに。
 
図らずも、2つの教訓を得ることになりました。
すなわち
 
  • 獲物がほしければボッチを狙え
 
猟をする上でたいへん有用な知識と言えます。人間の社会では、宗教の勧誘をする人なんかは、まさにこの法則にしたがって行動していますよね。
そして、これを狙われる側に言い換えると
 
  • 獲物になりたくなければボッチになるな
 
ということになります。集団になじめないものが弱者になるのは、人も動物も同じなようです。人間で言うと、どんぐりを拾うのに夢中になって、気づいたら周りに誰もいなかった、みたいな思い出がある人は要注意かもしれません。私はそんなのばっかりですが...。
 
もう大人になってしまった人は今更どうにもならないけれど、休み時間に運動場の端っこで、ひとり蟻の巣をほじくりかえして喜んでいるような少年少女に言っておきたい。
 
 
 

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見ろ!これがボッチの末路だ!
 
 
人付き合いは大切にしようと思いました。
それにしても、ボッチハトの肉の、なんとうまかったことか。