雨が降れどもひたすら踊り狂う!郡上踊りの魅力

リス村の続き。 リスと一通り戯れてから、移動を開始した。山間部を縫うように走る道を抜けると、場違いな感じがしないこともない垢抜けた町に出た。郡上八幡である。 郡上八幡には、郡上踊りという伝統が伝わっている。何をするかというと、日が落ちてから…

すっぽんの骨格標本、完成!

以前に捕まえて食べたすっぽんの、骨格標本が完成した。 骨を組み立ててることなんて読者はほとんど忘れていただろうけれど、この1年近く、作っては放置し資料を漁っては放置しを繰り返しつつも、着実に生前の姿に近づけてきたんである。ポージングは、水中…

金華山のリスたち

白川郷、行ってみたくない?と聞かれて二つ返事で行きますと答え、やってきたのが岐阜である。いきなり山奥の集落まで直行するのもなんなので、余興のつもりで岐阜市の金華山リス村に立ち寄った。 30分ほどで満足する規模ではあるけれど、流行のゴールデンカ…

アカアシオオアオカミキリ

うなぎを釣りに夜の川に来たけれど、結局、魚1匹連れなかった。 しかたがない、もう帰ろう。バイクを駐車している空き地まで戻ってくると、プーンと甘酸っぱい匂いがたちこめているのに気がついた。周囲を見回すと、空き地のすみにいかにも虫が寄ってきそう…

アンチョビを作る

一家に一樽、漬物用の糠床が常備されている、昔はそんな感じだったらしい。糠床は毎日かき混ぜないといけないとかで、今の生活を続ける限りどう考えても自分の手に負えそうにないが、自宅で食べるものを自分で用意する生活は楽しそうである。果実酒なども造…

文フリ出展しました

文フリ出展をつつがなく終えることができたので、報告です。 ▲サンカクカンケイのブースはこんな感じでした 「怪獣」とういうテーマがよかったのか、はたまた長期にわたるWEB連載がクオリティを押し上げることに繋がったためか、非常に多くの方に本を手にと…

ウニ殻

静岡からの帰りに浜名湖で拾ったウニ殻 なかなか綺麗じゃろ? こんなもんがそこらへんに転がってるんだから、浜乞食(ビーチコーミング)はやめられない。 ただこのウニ殻、 接写すると一部の人たちには気持ち悪がられそうな造形だったりする。 どんなものに…

文学フリマに出展します

私の所属するサンカクカンケイという集団が、大阪府堺市で開かれる文学フリマ大阪に出展するので、宣伝です。 文学フリマ - 第四回文学フリマ大阪 開催情報 「怪獣」というテーマで雑誌を作って販売します。架空のサンカク特捜隊という組織が、出会った怪獣…

セスジスズメ

友田家住宅に泊まった時、庭の植え込みでセスジスズメの幼虫を見つけた。 黒地に黄色の配色が毒々しくもきれいだ。目玉模様の凝ったデザインも、思わず見入ってしまうほど美しい。 見た目は毒々しいが、毒があるわけではないので触ってもなんともない。 肌は…

友田家住宅

週末を静岡県の山奥にある古民家で過ごしてきた。 訪れたのは友田家住宅という、茅葺屋根の古民家だ。静岡県周智郡森町に所在し、重要文化財にも指定されている。 夕食の時間になると、おばあちゃんがかまどでご飯を炊いてくれる。旦那さんが去年なくなった…

カレー屋探訪録(本町 iloilo)

蜂インザヘッド氏に、誘われて大阪本町にあるiloiloというカレー屋に行ってきた。結果的に自分の中のベスト オブ カレー店を更新することになったため、インドカレーが好きな人はぜひ立ち寄ってほしいと思う。 アジア系雑貨店を髣髴とさせる、カラフルで雑然…

タイの虫屋台

最近はおしゃれな女性向け雑誌などでも昆虫特集が組まれることもあり、昆虫食の話をしても、「え、虫を?きもい」などと露骨に嫌な顔をされることが以前よりも少なくなった。そんなタイミングで、ずいぶん前にタイのバンコクに遊びに行った時に撮った虫料理…

伊丹市昆虫館できらめく昆虫たちの美しさに悶絶する

伊丹市昆虫館できらめく昆虫展を見学し、丸山宗利先生の講演を聴講してきた。 丸山宗利先生は現在は九州大学総合研究博物館に所属しておられる昆虫学者だ。最近は「昆虫はすごい」や「きらめく昆虫図鑑」などの著書を活発に出しておられるので、名前を聞いた…

台湾旅行⑤〜台北町歩き〜

台湾旅行もあっという間に3日目の最終日。 この日は遠出をせず、台北市内の、それも台北駅近くの狭いエリア内でをぶらぶら見て回ることにした。2日間、朝から晩まで歩き回って疲れていたのもあるけれど、最大の理由は飛行機の時間に余裕をもって間に合うよう…

台湾旅行④~ランタンを打ち上げる町、十分~

台湾旅行2日目、猴硐(ホウトン)を一通り見物した後は、程近いところにある十分(シーフェン)に移動した。線路沿いにびっしりと並んだ商店街や、願掛けしたランタンを飛ばせることで有名な観光地だ。人手がたいしたことなかった猴硐とちがい、こちらは大に…

台湾旅行③~猴硐(ホウトン)~

台湾旅行2日目は猴硐(ホウトン)という町に遠出をした。 猫好きのみなさま、かわいい猫の写真がこれでもか!というくらい登場しますよ! 台北中心部から東へ、電車に揺られることおよそ1時間の所にある。 台北駅から電車に乗ったのだが、事前に座席の予約を…

今年も生えてきました

梅雨に入るとにわかに地面から顔を出し始めるやつらがいる。そう、今年もキノコの季節が始まったのだ。こう書くと、1年中何かしらのキノコは生えてるじゃないかという人がいるかもしれない。もちろんそれはそうなんだけど、なんというか、梅雨のキノコは「生…

台湾旅行②~士林夜市~

猫空から台北市街に戻り、宿に荷物を置いて一息ついてから、夕食を求めて台北最大の夜市である士林夜市に繰り出しました。 メインの通りはものすごい人、人、人。食べ物の屋台もちらほらと出ていますが、雑貨や服を売る店が主なようです。 りんご飴やトマト…

台湾旅行① ~猫空ですばらしい一杯に出会う~

ちょっと前ですが、ゴールデンウィークの翌週末に台湾へ行ってきました。 台湾にハマって年に何度も渡台する人が後を絶たない昨今、そんなに楽しいなら1回くらい行ってみようかなと軽い気持ちで決めた旅先でしたが、これが予想外に面白く、かつ気楽で、帰国…

巨大ダムと湖に沈んだ村とアカハライモリ

棚田の近くに巨大ダムがあったので、見学しました。もともと立ち寄る予定はなかったのですが、山の間からチラッチラッと垣間見える巨大建造物を間近に見てみたい欲求には抗いがたく、ついそちらにハンドルを切ってしまいました。 圧倒される大きさ。こんなに…

奈良、稲渕の棚田を見る

気がつけば初夏と言って差し支えないほどに暖かくなってきました。折も折、4月末から5月の頭にかけては、世間がゴールデンウイークと呼ぶ祝日ラッシュがあるではないですか。こういう開放感に開放感をかけあわせたような状態にあるときは、勢いに任せて超の…

ホタルイカ料理3種

掬ったホタルイカでいろいろ作ってみた。 ホタルイカとアスパラのパスタ オリーブオイルと塩だけのシンプルな味付け。思いつきで最後にもらい物のスダチを絞りかけたのだが、これがまたイカの旨味を引き締めてくれて、大正解だった。 ホタルイカご飯 米にホ…

富山湾の宝石、ホタルイカを掬う

遠く、富山湾までホタルイカを獲りに行ってきた。 ホタルイカなんて漁船で沖まで出ないと獲れないものだと思っていたが、1年のうち3月~5月の産卵期に限り、条件次第で浅瀬までやってくるというのだ。気温が上がるこの時期は、いろいろな生き物が子孫を残す…

富山湾のホタルイカ

4月9日、10日の土日で、富山にホタルイカを捕りに行ってきた。 詳しい話は後日まとめてアップするが、まずはこの美しい姿を見てほしい。 こんなにきれいで、その名の通りホタルのように発光する生き物が、海にはいるんである。 夜の海からきらきらと光るホタ…

枯れ葉だと思った?

アケビコノハの羽でした! 山道を歩いていて、アケビコノハという蛾の羽を拾った。幼虫は主にアケビの葉を食べて育ち、成虫になると木の葉に擬態するから、アケビコノハ。名が体を表していて素敵な名前だ。 それにしても驚かされるのは、その見事な擬態っぷ…

デイリーポータルZに掲載されました

ワカサギ掬いの記事がデイリーポータルZに掲載された。 portal.nifty.com いやー、うれしい! デイリーポータルZは自分がブログを始めるきっかけになったサイトの一つなので、そこに自分の記事が載ったのはまさに万感胸に迫る思いだ。嬉しさのあまり、職場で…

真冬の琵琶湖でワカサギを掬う

2月から3月にかけて、琵琶湖の波打ち際にワカサギが産卵のために押し寄せる。ワカサギの接岸と呼ばれる光景だ。この期間中は、網が一本あればでいくらでもワカサギを捕まえることができるらしい。そんな話を聞いたので、いてもたってもいられず、さっそく現…

ハトを獲って食べる

ハトがとれました。 実は去年の12月の話なのだけれど、何となく記事にするのが億劫で、放置していました。 「ハト」とひとくくりにされることが多いですが、実は細かく種類分けすることができます。例えば、公園でパンを食べていると寄ってくるやつは、高確…

柚子酒を造る

冬至を過ぎた頃に小ぶりの柚子をたくさんもらったので、柚子酒を漬けてみました。 氷砂糖とホワイトリカーで手堅くまとめました。皮はほっておくとどんどん苦味が出てしまうので、1週間くらい漬けたら取り出して捨ててしまいます。 皮をむいていると、素晴…

ホシハジロを獲って食べる

先日軽く紹介しましたが、新年1発目の出猟でホシハジロというカモ科の鳥の雌を獲りました。 狩猟の制限あれこれ 狩猟解禁日前のお話。どうしても鴨が獲りたかった私は 「琵琶湖で猟をすれば湖面に群れて浮かぶ鴨がとり放題でウハウハなのでは?」 くらいの軽…